2010年6月8日~15日。「LX直行 アルプス3大名峰と氷河特急 スイスハイライト8日間」というツアーに参加してきました。
1日目--成田発10時25分のスイスエアラインズLX0161便でチューリッヒまで直行です。12時間30分の飛行時間はさすがに疲れました。現地時間15時55分に到着後、入国手続きを済ませて専用バスで宿泊ホテル「モーベンビック・ホテル・チューリッヒ・エアポート」まで。入り口の回転ドアを入った左側で「赤い牛」の置物が出迎えてくれました。
2日目--専用バスでアルプスの少女「ハイジ」の舞台となった村マイエンフェルトへ向かいました。「ハイジの泉」では日本でおなじみの「ハイジ」とはちょっと印象の違うハイジにお目にかかりました。
次いで、ハイジの(冬の)家を通る「ハイジの道」の一部を散策してきました。ハイジ・ミュージアムはまだ開いていませんでした。
その後クールへ向かい、世界一遅い特急列車「氷河特急」で、のんびりと車窓の風景を楽しみ昼食をいただきながらマッターホルン観光の拠点「ツェルマット」へ。
ツェルマットでの宿泊は「ホリディ」。2種類のホンデュ料理にスイスワイン飲み放題の夕食をいただきました。
3日目--朝焼けに染まるマッターホルンが見られるチャンス、と早朝にホテル近くの観光ポイントで待ち受けましたが、この日も翌朝も姿を見せてくれませんでした。朝食後「ゴルナーグラート展望台」行き登山鉄道に乗って展望台(3089m)に向かいました。
猛烈な風に吹き飛ばされそうになりながら周囲に聳える4000m級の山々や眼下に見える氷河の絶景を楽しみました。残念ながら名峰は霧の中。晴れていればバックにマッターホルンが見える好位置で写真屋が記念写真を撮影していました。我々も真っ白な雲を背景に撮影されましたが、できあがりは晴れた日の風景を合成すると聞いて大笑い。注文はご遠慮させていただきました。
帰途、ツェルマットまで1時間程度の軽いハイキング。「ねずみ返し」の付いた食物倉庫や庭先に咲いていた草花を眺めてきました。
このツアーでは、オプションの「マッターホルン・グレーシャー・パラダイス展望台観光」に参加しましたが、強風のためケーブルカーが運行中止。やむなく途中駅から専門ガイド氏の説明を聞きながら下りのミニハイク。ツェルマット到着後「マッターホルン博物館」でスライドショーや展示品を見学。まだ時間が余ったのでホテルに戻って着替え後、駅前大通りを散策、土産物購入、夕食。宿泊は昨日と同じ「ホリディ」に連泊。部屋のベランダから雲に隠れたマッターホルンがかすかに拝めました。
4日目--小雨模様で早朝の外出は避けました。朝食後、列車で隣駅「テーシュ」へ。ツェルマットはガソリン自動車乗入れ禁止のため列車利用です。
ここから専用バスでフランスとの国境を越えてモンブランの麓町「シャモニー」まで約3時間の行程です。昼食は日本食(焼き魚定食)でした。
シャモニーからロープウェイでヨーロッパ最高峰のモンブラン観光に出発です。ロープウェイを乗り継いで「エギーユ・デュ・ミディ展望台」へ向かいます。頭上の索条がはるかに見える山の頂上を越えてさらに続いています。
上り下りのゴンドラがすれ違うときにはヒヤリとしますが、それも一瞬のことです。
展望台からは4000mを超えるスイスとイタリアの主峰を眺めることができましたが、流れる雲に阻まれて、なかなか全容を撮影することはできませんでした。
展望台をぐるり一周、眼下に見えるテラスをパチリと一枚。
何とかと山羊は高いところが?とばかりに、ガラス張りの歩道を通って数メートル先のエレベーターに乗り、3842mまで登ってアルプス山脈の360°のパノラマを楽しんできました。この頂上部分は風がさらに厳しかったので早々に退散です。
パノラミック・ビューを満喫した後、専用バスで宿泊地のジュネーブに向かいました。宿泊は「ミノテル・ドレーク&ロンシャン」です。夕食は「ソーセージとロシュティ(スライスしたじゃがいものパンケーキ風のもの)でした。太いソーセージ2本を完食した人は少なかったようです。
5日目--専用バスでのレマン湖畔のドライブからスタートです。ドライバーの好意で一時停車、湖畔の花壇脇で写真撮影して、モントルーへ向かいました。
ここから絶景列車「ゴールデンパス」に乗って「ツヴァイジンメン」まで、世界遺産のぶどう畑やレマン湖、フレンチアルプスの絶景を楽しみながらの1時間30分。到着後、専用バスで世界遺産の「ベルン旧市街」へ。大通りを歩いて昼食会場へ行きました。本日の昼食はベルナーブラッテ(ビーフ、ハム、ベーコン、タンソーセージ、ポテト、ザウアークラウト、いんげん豆の煮込み)、結構美味しくいただけました。
旧市街で目を惹いたのは、時計塔はゆうまでもなく、11基あるという16世紀中頃に造られた各種の彫像で飾られた噴水です。「バグパイプ吹きの噴水」「射撃手の噴水」などありましたが「子食い鬼の噴水」は一種異様な感じがしました。
午後2正時のからくり時計の動作を見、熊公園、バラ公園を観覧してユングフラウ地方へ向かいました。途中ブリエンツ湖畔のギフトショップに立ち寄り、レストランで夕食をいただいて宿泊地の「グリンデルワルト」に向かいました。宿泊は「スピーネ」でした。本日と明日の連泊です。
6日目--ユングフラウ鉄道に乗車「クライネン・シャイデック」を経由し、ヨーロッパ最高地点にある鉄道駅ユングフラウヨッホ(トップ・オブ・ヨーロッパ)へ。写真はグリンデルワルト駅の掲示板です。
ユングフラウ鉄道の上りには2回停車ポイントがあり、そこに有名な覗き窓があります。最初のポイントからはクライネシャイデックとグリンデルワルトを見下ろすことができるはずでしたが真っ白な雲のみ、2回目のポイントではかすかに雪山を窺うことができました。
スイスの鉄道は、日本の鉄道と違って、発車のベルやアナウンスもなく、時間がくると音もなく動き出すので、下車したときには注意が必要です。「トップ・オブ・ヨーロッパ」では氷のトンネルを通って氷河に踏み出したり、氷の宮殿に飾られていた数々の氷の彫刻を見たり、お土産を物色したりしてきましたが、天候が悪くて間近に迫るユングフラウ本峰やメンヒなどはお預けのまま帰途につきました。
昼食はクライネ・シャイデック構内のレストランで「アルペン・マカロニ」(小さく切ってゆでたジャガイモとマカロニをチーズであえたもの)をいただきました。結構な美味でビールが進みましたが、まだ時間が余ったので。小雨の中を駅舎裏手に建っていた「レストラン・アイガーノルトヴァント(アイガーの北壁)」の横を通って手近に見えていた展望台まで往復30分ほど散策。この駅の裏手の岡には新田次郎の記念碑もありました。
下山の後ホテルに戻って休憩、夕食まで土産物店などを散策。夕食はグリンデルワルト駅近くのレストランで「ラクレット」(チーズを鉄板で溶かして、ハム・ソーセージ類やジャガイモと一緒に調理)をいただきました。これまた美味でした。宿泊は「スピーネ」に連泊です。
7日目--すべての観光を終了して一路チューリッヒの空港へ向かい、13時00分発のスイスエアラインズ直行便LX0160で成田へ。所要時間は約11時間50分。
スイスエアラインズ、往きは飲み物、機内食、アイスクリーム、鮭のおにぎり、帰りは飲み物、機内食、アイスクリーム、軽食、サッカーボール型チョコレートとサービス満点でした。
8日目--朝7時50分(日本時間)成田着。通関手続きを済ませて流れ解散となりました。
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