2010年11月12~13日。「美味しい食事とダンス三昧 ダンスフレンド祭り in 八子ヶ峰ホテル」というツアーに参加してきました。ここでは2日目に回った紅葉まっさかりの「懐古園」について纏めてみました。この公園は島崎藤村の千曲川旅情の歌「小諸なる古城のほとり」でも知られる信州の名園です。
「野面積の石垣が物語る仙石秀久が築いた穴城」という看板に目を惹かれました。
野面積というのは大きい石を交互に自然石のまま積んでいく古い様式のことで、
小諸城は城下町より低い位置にあることから穴城と呼ばれているとのことです。
徳川家達公の筆になる大額が掲げられている三の門をくぐって右に進み「惜別の歌」の
石碑の前で一枚。藤村の「高楼(たかどの)」という題名で嫁に行く姉を見送る内容だった
のを藤江英輔が友を戦場に送る惜別の歌として作曲「悲しむなかれ我が姉よ」を「悲しむ
なかれ我が友よ」と変更しているという。中央大学の学生歌、小林旭の歌が有名です。
次に、城ゆかりの武具や古文書が陳列されている徴古館をさっと見学して園内へ。
紅葉ヶ丘、大ケヤキ、武器庫などの脇を通り、藤村記念館に立ち寄り、山本勘助が
使用したといわれる鏡石を覗き込み、天守台へ登って景観を眺望し、草笛メロディー
装置の前で草笛の吹きかたを教わり、さまざまに色づいた紅葉を楽しんできました。
広い園内には、動物園や児童遊園地もあって、終日遊ぶこともできそうです。
案内してくださったボランティアガイドさんに感謝し紅葉散策を終えて帰路に。
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