2012年08月11日。「露天風呂自慢の温泉リゾートに宿泊 約2万5千発! 全国花火名人選抜競技大会 桟敷席から見る「ふくろい遠州の花火」」というバスツアーに行ってきた。炎暑続きの毎日、涼しい高原を探したがどこも満席、11日発で最後に見つかったのがこのツアー。我々が申し込んだので、このツアーも「キャンセル待ち」になってしまった。
午後7時ジャスト。会場横に設えられた舞台でのカウントダウンと共に花火大会の幕が切って落とされた。ここまでは良かったのだが、最初の祝砲(大玉とスターマイン)が引き金になったのか、一転ポツリポツリと大粒の雨滴が(天気予報では、この地域はこの時間「曇り」だったが・・・)。観客は大慌てでレインコートを被り出す騒ぎ。すぐに雨も止んで打ち上げは続行。空は晴れたり曇ったり、風も吹いたり止まったり。花火の煙が流れきれないところへ「全国花火名人選抜競技」花火が打ち上げられても煙の中で見えない。これでは審査できそうにない。「可哀想に!」という観客達の声が。
風が観客席の方へ流れてきて、花火の燃えかすが降り注いできた。中には10センチほどの大きいのも。「日本一メロディー・スターマイン」と銘打たれた「白鳥の湖」。馴染みの曲は良く聞こえたが、曲と花火が同調しているかどうかまでは分からなかった。雨足が強くなったり弱くなったり。花火の燃えかすと雨で、衣服や帽子に結構シミが目立ってきた。花火の方は順番通りに進んでいたようだが、燃えかすが目に入ったりして見上げられないことも。仕掛け花火や「霊峰」富士瀑布のナイアガラも雨と煙で何だか中途半端な感じ。我々の座った位置が悪かったのかも知れない。終わり近くなって雨足が激しくなってきたので、帰り出す人達も。帰りの混雑を考えて時間差退場のスケジュールも組まれていたが、激しくなった雨には勝てない。ブロック指定席何番は何時から退場してくださいのアナウンスに従った観客はいなかったと思う。皆がバラバラ、ゾロゾロ我先にとゲートに殺到。バス駐車場へ向かった。それからの大渋滞は言うまでもない。宿泊ホテル「三ヶ日温泉・リステル浜名湖」へ到着したのは12時20分頃。12時で閉まる大浴場を12時半まで延長してもらうことになっていたが、間に合わなかった。
ツアーのメインは花火大会、付録?で「法多山尊永寺」「豊川稲荷」参拝、「岡崎城」散策、「ちくわの里」「八丁味噌の郷」(見学/買い物)がスケジュールに入っていたが、ここではそれぞれのさわりだけを!
尊永寺・・・厄除観音として有名。駐車場にバスを停めて昔ながらの商店街を少し登ったところに「仁王門」。少し先にある長い男坂(階段)か女坂(坂道)をあがって「本堂」へ、途中の「だんご公園」には名物の「厄除団子」を売っている店が。(尊永寺門前の商店街は、ほとんどの店が花火大会出店のため休業だった。)
豊川稲荷・・・境内に祀られる鎮守の稲荷が有名なため、一般には「豊川稲荷」の名で広く知られている。神社ではないが、商売繁盛の神として知られていて、境内の参道には鳥居が立っている(正式の寺号は「妙厳寺)」、「本殿」右脇を「千本のぼり」に沿って進むと、1000体以上の狐の石像が安置されている「霊狐塚」がある。一見の価値あり。
岡崎城・・・徳川家康の生地で、別名「龍城」。「大手門」から入って「天守閣」に登り、公園内の「徳川家康の像」「東照公遺訓碑」など見ながら散策してバス駐車場へ。毎時0分と30分に開いて家康が舞う「からくり時計」が面白い。
ちくわの里・・・豊川稲荷のそばにある、大型バスの駐車場を備えた店舗で手作り竹輪のミニ工房を硝子越しに見て、各種製品を購入。稲荷のキツネに供えた油揚げにご飯を詰めたのが始まりと言われる「いなり寿司」発祥の地のひとつだとか。
八丁味噌の郷・・・直径1.8メートルの桶に約6トンの豆味噌を仕込み、約3トンの石を積み上げ3年寝かせて出来上がるという赤味噌の、2種類の味噌汁を飲み比べ、お好みの土産物を購入してきた。
帰路は西へ向かう渋滞とは逆方向だったが、それでもかなり渋滞している箇所があって、予定より1時間ほど遅れての出発地到着となった。雨に見舞われての花火大会としては、中止にもならず、まずまずのツアーではあった。
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