2日目のスケジュールは、①神庭の滝(日本の滝百選/見物)[15分]②備中高梁・備中松山城(見物)[90分]③倉敷(散策)[60分]の後倉敷鷲羽温泉・備前屋甲子宿泊。
湯郷温泉を出発、最初に日本の滝100選に入る「神庭の滝(カンバノタキ)」へ。途中、「山椒魚」が泳いでいる池を眺め、数十匹の猿が寝っ転がっている間を目を合わさないようにして通り抜けた。滝を見て下ってきたら、「玉垂れの滝」も目についたが雨だれに近い状況でカメラは向けなかった.
その後、バスは高梁市まで行き、高梁川近くの観光駐車場でシャトルバスに乗り換えて現存する山城では日本一の高さを誇る天空の名城を専門ガイドの案内で巡る組と、ガイド嬢の案内で「備中高梁(ビッチュウタカハシ)」の街並みを散策する組の二手に分かれた。
高梁市街並み散策
最初に向かったのは、小堀遠州作の「季節で姿を変える枯山水」とサツキの美しい庭園を持つ「頼久寺(ライキュウジ)」。解説によれば、俗に「鶴亀の庭」と呼ばれる天下の名園で、はるかに望む愛宕山を借景に、砂の波紋で海洋の感じを出し、中鶴亀二島の蓬莱石組、鶴島の三尊石組を配し、大海の波のあらわすサツキの大刈込みで背景を整えている「禅院式枯山水蓬莱(ゼンインシキカレサンスイホウライ)」庭園だと。
次に、武家屋敷通りを進んで、当時の生活の面影が色濃く残っている武家屋敷旧折井家・旧埴原家に入って、当時の武家の住まいを観覧し、資料館でゆかりの武具などを見てきた。玄関を入ったら式台に三つ指をついて出迎えた若侍の動きに驚かされた。母屋にはこの家の主人、奥方、御子息が威儀を正して座していた。
武家屋敷を出て、生涯学習センターとして建設された「歴史美術館」に立ち寄り、これまで寄贈等で高梁市に集積された美術品や歴史資料を見学し、高齢者には懐かしい品々を目にして古き時代を懐かしみ、感慨にふけってきた。
天空の名城見学
臥牛山の結構ハードな山道を天守に向けて歩いていると、突如現れる巨大な石垣が難攻不落の武装山城だった当時の姿を思い起こさせる。
土塀に沿って進み石段を登ると城郭が見えてきた、城内に入り、急階段を登り、窓の隙間から市内を遠望して、坂道を下ってきた。シャトルバスの乗り場で市内散策組と合流して昼食会場へ。
昼食後に、倉敷の美観地区に向かい、観光バス駐車場にバスを停めて倉敷川沿いの景観を楽しんできた。この日は「大原美術館」は月曜休館だったので、川向こうの倉紡記念館「アイビースクエア」まで足を伸ばして広い園内を散策してきた。勉強不足だったので、NHKの「カーネーション」撮影現場であった中橋からの観光案内所(岸和田郵便局のモデル)を見落としてしまった。
以上で2日目の全行程を終えて、倉敷鷲羽温泉「備前屋甲子」へ。早めの到着で、お風呂に入ってから、「瀬戸内海鯛づくしの夕食」に舌鼓、折柄の夕陽が興を添えてくれた。(下の画像は左からホテル、鯛の解体実演、鯛カマの煮付け、食堂からの夕陽)
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