2011年03月16~20日。「ベトナム北部 いにしえの2大世界遺産を巡る5日間」というツアーに参加してきました。成田空港発18:00という遅い時間帯の出発で(時差2時間)ハノイ着は22:20(現地時間)です。まだ乾期のはずが雨期に入ったような連日の雨に気温も低く、日本出発時に着ていたダウンが手放せないほどでした。
2日目。傘をさして「ホーチミン廟」へ。厳重な警戒のもとに安置されていたホーチミン爺さんの寝顔を仰いで出口へ。もちろん廟内は私語も写真撮影も禁止です。
バスで約2時間移動してベトナム重要文化財が残る歴史の街ホアルーを見学。
昼食後に「陸の桂林」と呼ばれるチャンアンクルーズに。4~5人乗りの手漕ぎボートで奇岩の洞窟をくぐり抜けてきました。雨の中、屋根がないのでカメラは出しません。
その後、回廊に並ぶ等身大の五百羅漢、ベトナム1の大きな鐘、本堂に祀られた3体の大仏(高さ3メートル)が威容を誇る東南アジア最大の「バイディン寺院」を観光後ハノイに戻りました。
3日目も雨。ホーチミンの家を見学して、一柱寺へ。思っていたより小さなお寺で、名前通り一本柱の上に乗っていました。
次いで昨年8月にユネスコ世界遺産に登録された「タンロン遺跡」へ。瑞門、敬天殿、龍の階段、フラッグタワー、北門などを見学。
昼食後に秦の始皇帝との戦いの場所と言われている「コーロア城跡」を観光して、約3時間半バスに揺られて「ハロン湾」へ向かいました。
4日目は今回のツアーで初めて傘要らずの曇り後晴れ。早朝にサイゴン・ハロン・ホテルの窓から朝靄に霞む島々が眺められました。
この日のスケジュールは「海の桂林」と呼ばれる世界遺産「ハロン湾クルーズ」からスタートです。乗船場では、数多くの船が押し合いへし合い。前後に移動しながら抜け出して湾内へ。最初に大きな島に上陸、きつい急階段を登ってライトアップされた鍾乳洞へ。
混雑した人混みに押されながら洞内を一巡して外へ。急階段を下って船に戻り湾内を周遊します。横から見ると2匹の鶏が争っているように見え、角度を変えて眺めると魚のように見えるという島(闘鶏島)の近くにはクルーズ船がシャッターポイントを確保しようとせめぎ合っていました。
この後、水上マーケットに立ち寄り、船内で昼食後乗船場に戻りました。ハノイへ戻る途中、焼き物で有名な「バッチャン村」へ寄って工場見学とお土産の購入。絵付けに挑戦した人はいませんでした。工房の裏手から水牛が牽く牛車2台に分乗してお祭り真っ最中の村内を一巡。乗用車やバイクが行き交う狭い道路をゆったりと進むのはヒヤヒヤものです。
ハノイに戻り、雨で延期されていたシクロ(自転車の前方に人や物を乗せるシートがあってドライバーが運転する自転車タクシー)に乗って市内を回りました。旅行会社が契約しているので安心でしたが、自動車やバイクの洪水の中を走るのは大変なことだろうと、その労力と技量に感服です。
夕食後、ベトナムに古くから伝わる伝統芸能の水上人形劇を観賞しました。闘牛や龍の踊り、椰子の実を取るなどの演目があったようですが、言葉が分からないので想像のみ。テンポの速い舞台(水上)を眺めているうちにあっという間に30分が経過したようで、最後は人形をリモート・コントロールしていた人達が登場して終演でした。
一路空港へ向かい、23:55発のJL0752便で帰国の途に。日本時間06:45に成田空港着。通関手続き終了後、機内預け荷物を受け取って各自帰宅。午後出発早朝帰国の実質3日間のツアーではありました。
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