3日目。朝まだ暗いうちから約300キロを走破、一路神秘と奇蹟の地「モンサンミッシェル」へ。宿泊ホテル並びのレストランで昼食。通路の彼方にモンサンミッシェルが見えた。修道院だが堅固な城砦のように見える。
まず名物の「オムレツ」を。このレストランのオムレツは付け合わせなしだった。味がないと聞いていたので、持参した食塩を振りかけて頂く。美味だった。メインはビーフ。ビールは少し甘めの地ビール。
食後にバスで修道院前に設けられた駐車場まで行く。そこで至近距離から一枚。そして、いよいよ入場。土産物屋が並んでいる方には行かず、すぐ右側の階段を登る。左側にレストランを眺め、さらに登る。結構な急階段だ。途中で、下を眺めたら駐車場にギッシリと乗用車が並んでいるのが見えた。上階まで一気に(いや休み休み)登り、「西のテラス」に出て、眼下の景色を楽しみ、ふり返って鐘塔を仰ぎ見たら先端に長剣を振りかざす大天使「ミカエル」の像が金色に煌めいていた。
最上階には修道士達の祈りと瞑想の「回廊」があって、この回廊の二重の円柱列に囲まれた中庭が他の部分とは違った落ち着きと静けさを感じさせていた。
回廊の隣には食堂があり、一人の僧が独唱する聖人伝を聞きながら修道士達が静かに食事をしていたという。階段を降り「迎賓の間」「礼拝堂」を経て、食物などを上階に運ぶために使われた大きな車輪のある通路へと進んだ。南・北階段を通って西のテラスの下に出ると、修道僧の「遊歩場」(長いホール)があった。「騎士の間」「司祭館」などを通って外郭を下り、土産物屋、カフェ、レストランなどが並ぶ参道の混雑をかき分けて修道院の観光を終えた。
夕食はホテル(Mercure Mont Saint Michel)にて。食後、数名の希望者とともに真っ暗な道路を、修道院のライトアップを見に出掛けたが工事中の道路のぬかるみに足を取られたりして早々に引き上げてきた。光量が不足していて綺麗な写真は撮れなかった。
「ル・アーブル」に続く
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