旅のよすが

三大国立公園めぐり（北海道）

  

2011年09月25～27日。紅葉シーズンに誘われて「ちょっと贅沢プラン　２泊とも紅葉に囲まれた名湯　知床・阿寒湖遊覧船・旭岳ロープウェイ　サンゴ草と大雪山の紅葉 秋彩の三大国立公園３日間」という長い名前のツアーに参加してきた。北海道は何回も訪れているので、重複している記事や写真は一部省略した。

重複している記事や写真

 

一日目は、8:45羽田空港発、10:25新千歳空港着。日本一早い紅葉絶景を目指して旭岳へ。「大雪山旭岳ロープウェイ」で旭岳山麓駅（標高1600m）まで登り、遊歩道を「すり鉢池」と「鏡池」の間を抜けて、「姿見の池」（標高1670m）まで行き旭岳山麓駅まで下ってくるという1周１時間のコース。大きな石がゴロゴロの結構きついコースで、途中で断念して戻ってくる年配者達もいた。２日ほど前に初冠雪を迎えた山頂は霧に隠れ、水面には近くの噴煙が映っていた。

水面に幾筋かの噴煙が写っていた

 バスが「層雲峡温泉街」へ着いたときは周囲が真っ暗になっていた。この日は長距離の移動で疲れ切っていたので、夕食とお風呂もそこそこにグッスリとお休み。

 

二日目、紅葉名所の「銀泉台」へは、台風で損壊した道路修復中のため通行できず、代わりに緑一色の「銀河の滝」「流星の滝」を観覧、「三国峠」「オンネトー」を回り、阿寒湖で遊覧船に乗って湖上遊覧。途中「チュウルイ島」に上陸して「マリモ展示観察センター」を見学。ホテルの夕食までには時間があったので湖畔を「ボッケ」から「エコミュージアムセンター」まで自由散策してきた。（「ボッケ」とはアイヌ語で「煮え立つ」の意味で、言葉通り熱泉がボコッボコッと湧いていた。）

阿寒湖観光船が二艘揃い踏み

旧石狩・十勝・北見三国の境界付近にある峠

雌阿寒を背に、湖面の色が変化する神秘の湖

 

ゆっくりとお風呂に入って夕食。阿寒湖アイヌコタンで舞やイオマンテの火祭りを楽しんできた人達も。

 

三日目は一番に「摩周湖」へ向かった。   前回同様に晴れていて中央のカムイッシュ島まで良く見えた。

晴れた摩周湖が見られると女性の婚期が遅れるという

 

次に、「オシンコシンの滝」を見てから「ウトロ港」へ。知床岬の切り立った岸壁に沿って運行される観光船「おーろら」に乗船。「硫黄山」の横で折り返す90分コースの「世界遺産クルーズ」を堪能。

  　　

 

来た道を戻り、網走刑務所の横を通って、サンゴ草（アッケシ草）で有名な「能取湖」へ向かった。テレビでも放映されていたが、生育環境の改善工事が裏目に出て群生地の半分ほどはサンゴ草がほとんど生えていない状態となり、黒く壊死したサンゴ草も目立っていたのにはガックリ。

 　　  　　


 

 

今回のツアーでは、以前回らなかった「旭岳」「銀泉台」の紅葉と「能取湖」のサンゴ草を主な目的としていたので、なかば気落ちしての、釧路空港からの帰路となった。羽田空港22:00着。

 

 

 

さっぽろ雪まつり

良く似ていますね！

 

2011年02月08日。「◆雪まつりをたっぷり150分見物◆ 名湯の露天風呂から眺める雪化粧 さっぽろ雪まつりと煌めきの函館夜景３日間」とゆう羽田発のコースに参加してきました。雪まつりは、以前から一度行ってみたいと思っていたのですが、今回やっと実現できました。東北地方連日大雪のニュースに北海道はさぞかし寒いだろうと防寒対策怠りなく･･･が、意外や意外、３日間とも好天に恵まれ、車内や建物内は暖かく、外の寒さもそれほど気になりませんでした。

 

大勢の方々が努力して作成された雪像、大通り公園の７丁目から12丁目まで右側を進み、次に１丁目まで左側を戻り、再び右側に回って７丁目までグルリと一周するような形で一方通行の標識に従って観覧してきました。時間があまったので、大型の雪像や中間に配置された小雪像をゆっくりと見学。馴染みの雪像を何枚か撮影してきました。

 

天壇

中国へ行ったとき立ち寄った北京のシンボル的建造物天壇（てんだん）が白く映えていました。中国からの観光旅行者に受けていたようです。

 

さざえさん

さざえさん一家が並んでいました。正面からだと収まらなかったのでさざえさん側からパチリ。

 

ライオンキング

 

初音ミク

 

今年の出来はあまり良くなかったとか。前年までを見ていないので何とも言えません。

 

 

雪像の観覧を終えて宿泊地の登別温泉・石水亭へ向かい、辛夷（こぶし）館８階の空中大浴場で汗を流して２日目の旅程に備えました。

２日目は洞爺湖・昭和新山を眺め、熊牧場で愛嬌たっぷりの熊にリンゴを与え、大沼国定公園で（湖面が凍結していたので）スノーモービルを運転（生まれて初めての体験、結構ハンドルが重かった）、五稜郭公園を散策後タワーに搭乗、函館・元町（八幡坂やハリストス正教会など）を散策、海鮮土鍋蒸しの夕食を頂き、ロープウェイで函館山・山頂からの夜景観賞（到着時は霧でまったく見えなかったが下山寸前に夜景が見えて大歓声）、その後宿泊地の湯ノ川温泉・湯本啄木亭へ。啄木亭では11階の大浴場から街の灯を眺めながら忙しかった一日をふり返りました。

五稜郭の案内図

タワーからの眺望

 

３日目は朝食後函館朝市へ。カニ汁の無料おもてなしを受け、お土産の海産物を購入して、トラピスチヌ修道院へ。日本初の女子修道院のお庭を散策して、函館空港へ。14:10発のNH854便で帰京。

 

 

富良野（北海道 １日目）

知床半島・摩周湖・富良野・旭山動物園３日間
２００８年１０月１～３日。羽田発の上記ツアーに参加してきました。
旅行会社から送られてきた最終日程表、当初のスケジュールとは
逆回りになっていましたが、現地でさらに調整されていました。

ここでは、各地で撮影してきた photo を行程順に配置しておきます。

旭山動物園：　入り口は正門、西門、東門と３個所設けられていますが、団体客は東門から入ります。入園料800円（団体700円）はツアー料金に含まれていましたから、団体ごとに整列して通過です。

イワン

まず最初にテレビでおなじみの
「ほっきょくぐま」館へ向かい
ました。

写真では分かりませんが、その
巨大さに驚きました。

立ち上がったときの身長は観客
の背丈を十分に超えていました。

イワンとルル

２頭いるうちの左側はイワン、
右側はルル。ルルの方は体調が
悪いらしく、イワンだけがグル
グル歩き回っていました。

同じ行動をとる習性があるらし
く、一周してくると右手（写真
では見えない）にある岩の上に
登って天に向かって吠え、また
場内をグルグルと回っていまし
た。

次に、そばにあった「あざらし」館へと回り、大勢集まっていた
「ペンギン」館へ向かいました。ここもテレビでおなじみです。

ジェンツーペンギン

観客達がカメラを向けるのを
意識してか？じっと動かずに
シャッターチャンスを与えて
くれているよう。

この動物園には、４種類のペン
ギンがいるという（キングペン
ギン、フンボルトペンギン、イ
ワトビペンギン、ジェンツー
ペンギン）。これはジェンツー
ペンギンのようです。








・・・・・・・・・・

それまで晴れ上がっていた空に一転俄に黒雲が広がり、あっという間に大粒の雨が降り注いできました。傘はバスの中で役立たず。急遽「オオカミ」館の入り口トンネルに避難。雨足がゆるむのを待って、小雨もようの中を出口へと走りました。





美瑛：　バスが次に向かったのは「四季彩の丘」です。激しく降っていた雨はあがっていましたが、用心のために傘をぶらさげての散策です。時間は約20分。

四季彩の丘

入り口では、牧草ロールで作ら
れた「ロールくん」がニコヤカ
にお迎えです。

ご安心ください。左側にチャン
と「ロールちゃん」もいました。
赤いリボンを着けて。

富良野：　バスは、富良野といえば「ファーム富田」と言われるほど有名なファーム富田の駐車場へ入りました。この季節はマリーゴールドやサルビアが華やかに咲いています。

富良野にて

道路を挟んで反対側（入り口から見て左側）に「とみたメロンハウス」が
ありますが、こちらは名前はとみたですが、別経営のお店だそうです。
カットメロン（250円）を食べてきました。美味でした。

以上で１日目の観光は終了。真っ暗な中を宿泊地の層雲峡温泉へと向かいました。ホテル到着は19:00時。

　　　　　　注：　この記事は以下の４部に分けてあります。
　　　　　　　　　それぞれをご覧になるには以下をクリックしてください。

　　　　　　　　　　　富良野（北海道　１日目）（本編）

　　　　　　　　　　　銀河流星の滝（北海道２日目前編）

　　　　　　　　　　　知床五湖（北海道２日目後編）

　　　　　　　　　　　摩周湖（北海道３日目）

銀河流星の滝（北海道２日目前編）

知床半島・摩周湖・富良野・旭山動物園３日間
２００８年１０月２日。天候は晴れ。朝 08:00
ホテル出発。北海道２日目のツアーへ。

層雲峡：　最初にバスが停まったのは「銀河・流星の滝」前の駐車場。既に10台ほどのバスが停まっていて、さらに次から次へとバスが入ってきます。狭い通路は人、人、人の群。

　２つの滝を近くから仰ぎ
　見た後で再びバスに乗っ
　て「北海道野生王国」
　(別名「北海道きつね村｣)
　へ、次に網走海鮮市場へと
　走り、オプションの昼食
　タイムです。

　珍しい、澄んだ鮮やかな
　ブルーの、オホーツク
　ビール（流氷DRAFT）が
　目を引きました。

（以下「北海道２日目（後編)」に続く）

　　　　　　注：　この記事は以下の４部に分けてあります。
　　　　　　　　　それぞれをご覧になるには以下をクリックしてください。

　　　　　　　　　　　富良野（北海道　１日目）

　　　　　　　　　　　銀河流星の滝（北海道２日目前編）(本編）

　　　　　　　　　　　知床五湖（北海道２日目後編）

　　　　　　　　　　　摩周湖（北海道３日目）

知床五湖（北海道２日目後編）

知床半島・摩周湖・富良野・旭山動物園３日間
２００８年１０月２日。北海道２日目のツアー
を続けます。昼食の後からです。

ニポポ：　お腹がいっぱいになったところで腹ごなしに海岸へ。海鮮市場の海岸側に海を背にして『世界自然遺産 知床 を望むオホーツク海』の大きな表示板と巨大な像がありました。

ニポポ

この巨大なニポポ、樺太アイヌの人達が家の中に飾ったり
お守りとして持ち歩いて大切にしていたという
「小さな木の子供」を模した人形です。

オホーツク海

オホーツク海は風が強く、
大きな白波が打ち寄せて
いました。壮観です。

濤沸湖（とうふつこ）

次にバスが向かった先は
白鳥の天国である有名な
濤沸湖。まだ渡り鳥が飛
来するのには時期が早く、
カモが数羽泳いでいた
だけでした。

ブユニ岬から

30分間の休憩の後、亀岩、
親子岩、ローソク岩などを
左手に眺めながらブユニ岬
へと走りました。

途中右手にオシンコシンの
滝が見えましたが、この滝
は帰途に観光する予定です。










山中をクネクネと走っていたとき「いた、いた！」の歓声。左手にエゾシカが！　暫くしたらまた「いた、いた！」。今度は立派な角を持った雄鹿。最初はどよめいていた車内も、右や左に、単独や親子連れで、何頭も見られるようになると、だんだんと興奮の度合いが治まってきました。残念ながらヒグマは見られませんでした。



知床五湖：　このツアーでは一湖と二湖を回ります。「一湖と二湖の間は木の根が出っ張っていて、アップダウンもあるので、ムリな方は一湖だけにしても良いですよ」とはガイドさんの親切な説明。

一湖

二湖

少し移動して

予定されていた時間は40分。大急ぎで一湖、二湖を回り、バス停横の展望台へ。周囲の風景と一湖を上から見晴らすことができました。さすがに展望台まできた人はわずか。駆け足でバスへと向かいました。



オシンコシンの滝：　知床五湖（一湖・二湖）を見ての帰途。予定されていた「オシンコシンの滝」へ。観光時間は15分。滝のしぶきでぬかるんでいるので足下注意です。

以上で２日目の観光は終わりです。真っ暗な中を阿寒湖畔温泉へ向かってひた走りました。ホテル到着は19:00頃。和洋中のバイキングを頂き、９階の大浴場とさらに上にある星空の下の露天風呂とジャグジーを楽しみました。一方他の人達は、20:30からの「千本タイマツ」行列に参加、アイヌコタン会場で「アイヌ古式舞踊」を鑑賞、地元の人達の和に加わって踊ってきたとか。

　　　　　　注：　この記事は以下の４部に分けてあります。
　　　　　　　　　それぞれをご覧になるには以下をクリックしてください。

　　　　　　　　　　　　富良野（北海道　１日目）

　　　　　　　　　　　　銀河流星の滝（北海道２日目前編）

　　　　　　　　　　　　知床五湖（北海道２日目後編）（本編）

　　　　　　　　　　　　摩周湖（北海道３日目）

摩周湖（北海道３日目）

知床半島・摩周湖・富良野・旭山動物園３日間

２００８年１０月３日。北海道へのツアーも３日目。
最終日になりました。

早朝ボッケ散策：　希望者のみ 6:00 にロビーに集合。朝の軽いウォーキングに出発です。約 40 分が予定されていました。ボッケとは、案内板によれば「火山活動により噴出した硫気ガスや水蒸気が熱い泥とともに吹き出している泥火山です　ボッケとはアイヌ語で「煮え立つ」の意味です」とありました。「ボッケ遊歩道入り口」は阿寒湖の観光船乗り場の右側にあります。

あまり起伏のない、整備された林の中の「湖岸コース」を進んで行くと
左手に阿寒湖が見え隠れしていて気分爽快の森林浴を楽しむことができ
ます。15分ほどでボコッボコッと泥の泡が吹き出している「ボッケ」に
着きました。近くの湖岸にも吹き出しているようでそこは「侵入禁止」
になっていました。

ボッケ

帰りは湖岸コースを避けてエコミュージックセンターの方へ抜ける
林の中を通ってきました。途中で後ろからふくらはぎをつつかれ、
ビックリして振り返っても誰も（何も）いない！　バラバラッと上
からクルミの実が２～３個落ちてきたので、犯人が分かってホッと
しました。リスやエゾシカに出会うこともあるそうです。

摩周湖：　ホテルに戻ってバイキングの朝食。ホテル出発は 8:00。すがすがしい秋晴れの中をバスは摩周湖の第一展望台へ。

摩周湖

澄み渡った水面の向こうには「摩周岳」が、湖の中に見えるのは神秘
の湖のエクボ「中島」、遠く聳える「斜里岳」なども見えて、まさに
絶景です。中島は高さ約240メートルの火山の頂上部が水面からわずか
に顔を覗かせているに過ぎないと言われています。高さは31メートル
ほどだそうです。

振り返れば

背面の景観も見逃すことはできません。これほどの天気は珍しいと
か。しかし、誰が何と言っても、ここでの一番は碧く澄み渡った
「摩周湖」ではないでしょうか。

秋晴れの摩周湖

帰路：　昼食は松山千春で有名な「あしょろ庵」で、その後「十勝平野」を走り抜け、総合物産店に立ち寄ってお土産を物色、早い時間に新千歳空港へ。21:20分のJAL548便までには３時間ほど。空港売店で買い忘れたお土産を選び、ビールで乾杯、ラーメンなどを食べながら今回の旅行談義で盛り上がりました。羽田着は22:30。





　　　　　注：　この記事は以下の４部に分けてあります。
　　　　　　　　それぞれをご覧になるには以下をクリックしてください。

　　　　　　　　　　富良野（北海道　１日目）

　　　　　　　　　　銀河流星の滝（北海道２日目前編）

　　　　　　　　　　知床五湖（北海道２日目後編）

　　　　　　　　　　摩周湖（北海道３日目）本編